第5章 変革期

2004

→

2023

第6節 創立100周年とその先に向けて

2 大手町ファーストスクエアの一部持分取得

  • 大手町ファーストスクエア

当社は2018(平成30)年4月に策定された「“Design100”プロジェクトPhase-Ⅱ」で重点施策の一つとして掲げられた「都心大型オフィスビルの取得」に基づき、新たな投資物件の取得に動いた。TOBにより商船三井の完全子会社となり、これまで以上に投資に対して迅速かつ適切な判断が可能となったことによる動きであった。

その一つが日本随一のビジネスエリアである東京の大手町・丸の内・有楽町、いわゆる「大丸有」エリアに位置する大手町ファーストスクエアであった。地下鉄5線が利用可能な大手町駅に直結し、都内はもとより東京駅を介して国内外への抜群のアクセスを誇る立地にあり、当社にとって初の大丸有エリアでの物件となった。

大手町ファーストスクエアは一部持分を対象とした信託受益権の取得であり、持ち分比率は土地で約9.9%、建物で約9.1%となる。

※持分取得については、第1回の引渡しが2022(令和4)年12月に実施され、2024年10月まで5回に分けて行われる。