第5章 変革期

2004

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2023

第4節 企業体質のさらなる強化とグループの再編

3 関連会社の再編

1956(昭和31)年10月に設立され、ダイビル内の建物管理業務に従事していた関西建物管理はその後、ダイビル以外の建物の清掃、営繕、サービス部門業務を受託するようになり、得意先を徐々に増やし、住居関係の管理業務にも進出した。大阪を代表するビルメンテナンス会社となった同社は2005(平成17)年10月、当社の100%子会社となった。

  • 新ダイビルの駐車場業務

1963年10月に新ダイビルの駐車場管理運営を行う会社として設立された大阪オールサービスは新ダイビル屋上樹苑、社宅、保養施設の管理業務を受託し、1984年に完成した堂島ダイビルに入居した大阪全日空ホテルの設備管理業務および隣接するクラブ関西の管理業務も受託、営業収益を飛躍的に高めた。さらに、当社ビルの警備業務と設備管理業務も受託し、2007年6月にダイビル・ファシリティ・マネジメントに社名を変更した。

関西建物管理と大阪オールサービスの各東京営業所が行っていた業務を引き継ぐかたちで設立されたエスカは、日比谷、八重洲、麹町、内幸町の各ダイビルの清掃業務、保安業務、設備管理業務といった総合管理業務を受託した。その後、建設業や宅地建物取引業の免許を取得して工事関係の受注を伸ばす一方、不動産仲介業にも進出した。1988年には業務の中から清掃部門、保安部門、管理人業務を分離独立させてシーエスサービスを設立したが、その後、1996年に経営効率化の観点からエスカを存続会社とし、シーエスサービスは清算した。