第2節　CIの導入と社名の変更

2　ビル名変更と経営理念の策定

1989（昭和64）年1月1日、新しいコミュニケーションネームの使用を開始するのと同時にビルの名称も一斉に変更した。これに合わせ、電話の発着信時に必ず「ダイビルでございます」と応対することで、その普及に努めたほか、株券をはじめとして各種の看板・案内板、広告・宣伝、名刺、便せん、封筒、事務用帳票、会社案内、パンフレットなどにも統一的に使用し、全社を挙げて会社のイメージアップ作戦を繰り広げた。

こうした対外向けのCI活動と合わせ、新たに経営理念の策定も行った。企業の社会的使命を自覚した経営姿勢を内外に表明するとともに会社の進むべき指針を明らかにするためであった。

新たに決定された経営理念では、永い歴史と伝統に育まれた実績と信用を改めてかみしめ、次の「ダイビルマン5つの誓い」のもと、次代への大いなる飛躍を期すことを発信した。

1. 社会的使命を自覚しよう
2. 進取の精神を養おう
3. 信用第一を旨としよう
4. 株主の支援に応えよう
5. 明るい家庭と職場を築こう