
第5章 変革期
2004
2023
第2節 拡大する事業
2 虎ノ門ダイビルの取得
当社は2005(平成17)年3月、商船三井が保有する「商船三井ビルディング」を商船三井から取得し虎ノ門ダイビルとした。東京地区への所有資産のシフトを進めていた当社にとっては、商船三井グループの中核不動産会社としての機能を担うというグループ方針のもと、不動産取得競争が激化していた首都圏にあって物件取得が困難を極める中、一等地のビルを購入するまたとない機会を得たものである。当社は商船三井グループの不動産会社としてグループ内資産の有効利用という観点から取得を決めた。
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虎ノ門ダイビル
同ビルは完工して25年経っていたことから大規模リニューアルを実施することとなり、同年10月に着手した。リニューアルにあたっては、①テナント各社が入居しながらの全面改修、②新しく生まれ変わったと実感していただけるような抜本的なリニューアル計画、③今後30年間の建物利用を考えた適切な保全計画、④省エネルギー、の4点をコンセプトとした。美化、設備工事に加え、耐震補強工事を土・日・祝日に集中的に行うことでテナントへの影響を最小限に抑え、改修工事を乗り切り、2009年1月に工事を完了した。
物件概要 | 虎ノ門ダイビル |
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所在地 | 東京都港区虎ノ門2-1-1 |
竣工年月 | 1979(昭和54)年11月 |
構造 | 鉄骨造 一部鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造 |
規模 | 地上16階、地下3階 |
敷地面積 | 4,652m2(1,407坪) |
延床面積 | 34,655m2(10,483坪) |
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1923 1944 草創期
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第2節 ビル事業開始
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第4節 戦時下での事業展開
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1945 1957 復興期
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第2節 ビル建設の再開
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1958 1988 発展期
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第2節 M&Aによる事業拡大
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第3節 企業体質の強化
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1989 2003 拡充期
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第2節 CIの導入と社名の変更
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第3節 災害対応とリスクマネジメント
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2004 2023 変革期
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第3節 海外での事業展開
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第4節 企業体質のさらなる強化とグループの再編