Sustainability I. 社会への価値提供(または社会資本の毀損低減)に関する重要課題時代の変化に対応した最適なオフィスの提供時代の変化に対応した最適なオフィスの提供

機会とリスク

機会
  • オフィスワーカーの多様化(性別・年齢・国籍)に対応したビルの高付加価値化
  • リモートワーク普及に伴う多様な生活スタイルに対応した施設・サービス需要の増加
  • 安全、衛生に配慮が行き届いた施設への需要増加
  • デジタル技術の活用によるオフィスビルの提供価値向上
リスク
  • リモートワーク普及に伴うオフィスビル需要の減少
  • 少子高齢化に伴う労働者人口減少によるオフィスビル需要の減少
  • 技術革新による既存オフィスビルの競争力低下
  • 情報技術を付加価値とした異業種からの参入
  • シェアリングエコノミーの普及による既存のビジネスモデルの陳腐化
取り組んでいる施策
  • 好立地・高品質な建物と徹底したサービスによる気品と安心感のある空間の提供
  • 顔の見える営業担当者の密接なテナントリレーションによるお客様からの信頼獲得
  • グループ一体での管理運営により、細部に至るまで快適な空間を実現
  • 開発から建て替えまでの一貫経営を通じてお客様からの要望を建物品質へ反映
今後取り組んで
いくべき施策
  • ワークスタイルの多様化に応じた次世代オフィスビルのあり方の追求
  • オフィスワーカーの多様化に応じたダイバーシティに配慮が行き届いたオフィス環境の提供
  • 情報技術の活用・導入を通じた提供価値の進化
  • オフィスワーカーの人生や生活を豊かにする仕掛けづくり

KPIと実績

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KPI 目標年度 目標数値 2022年度実績 2023年度実績
次世代オフィスのあり方の追求※1
対象範囲

次世代オフィスのあり方の追求 対象範囲

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範囲 単体
対応する取り組みテーマ
  1. 1. 安全・安心・快適なオフィスでテナントの生産性向上を支える
  2. 2. ワークスタイルの多様化、ダイバーシティに配慮が行き届いたオフィスの最適化
  3. 3. オフィスワーカーの人生や生活を豊かに
  4. 4. IoT、デジタル技術を活用した次世代オフィスの開発
ワークスタイルの多様化に対応した次世代オフィスの構築を目指し、本社オフィスの移転リニューアルプロジェクトが本格始動 本社リニューアルが完了し、2023 年12月にオープン
御堂筋ダイビルにて、当社初のシェアオフィスを2024 年5月にオープン
自社グループにより一貫管理しているオフィスビル割合
対象範囲

自社グループにより一貫管理しているオフィスビル割合 対象範囲

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範囲 所有物件 立地:国内
築年:全て
用途:オフィス
規模:延床10,000m²以上
シェア率、その他:持分50%超
対応する取り組みテーマ
  1. 1. 安全・安心・快適なオフィスでテナントの生産性向上を支える
2030年度まで毎年度 80%以上 100% 96%
オフィスビルに関する健康関連認証の取得率
対象範囲

オフィスビルに関する健康関連認証の取得率 対象範囲

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範囲 所有物件 立地:国内
築年:2023年度以降竣工
用途:オフィス
規模:オフィス用途10,000m²以上
シェア率、その他:持分50%超
対応する取り組みテーマ
  1. 1. 安全・安心・快適なオフィスでテナントの生産性向上を支える
  2. 3. オフィスワーカーの人生や生活を豊かに
毎年度 100% 100%
御堂筋ダイビル
CASBEE スマートウェルネスオフィス Sランク取得
次世代オフィスに資するIoT・デジタル技術※2の導入率
対象範囲

次世代オフィスに資するIoT・デジタル技術の導入率 対象範囲

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範囲 所有物件 立地:国内
築年:2023年度以降竣工
用途:オフィス
規模:オフィス用途10,000m²以上
シェア率、その他:持分50%超
対応する取り組みテーマ
  1. 4. IoT、デジタル技術を活用した次世代オフィスの開発
  2. 18. IoT、デジタル技術に関する知見の蓄積・深化
毎年度 100% 100%
御堂筋ダイビル
画像解析技術を導入したセンサー、被災度判定システムを導入
  • ※1 ワークスタイルの多様化・ダイバーシティへの配慮、IoT・デジタル技術の活用など。
  • ※2 画像解析技術を導入したセンサー、被災度判定システムなど。

ビルづくり

オフィスビル業界のパイオニアとして、「ビルを造り、街を創り、時代を拓く」の経営理念のもと、100年にわたり、その時代、地域に最適なビルを提供し続けてきました。

新時代に適合したビルづくり

当社が1925年に初めて完成させた(旧)ダイビル本館は、当時本格的な貸しビルの草分け的存在として誕生しました。
現代に目を移すと、働く人のウェルネス、高い環境性能などオフィスに求める条件が急速に変化しています。2024年1月に竣工した御堂筋ダイビルの建替計画推進に際しても、時代に即したビルづくりのため、普段からお客様と接している営業部門やビルの修繕・計画に関わる部門の従業員が一堂に会し、設計会社とともに新しい時代に適合したビルづくりについて考えるワークショップを重ねました。その結果、「Your Premium, Your Workplace」の コンセプトが生まれました。

御堂筋ダイビル建替計画

リニューアル・大規模修繕工事

築後一定年数が経過したビルでは、適切な時機にリニューアルや大規模修繕工事を実施し、ビル機能の向上に努めています。

淀屋橋ダイビルリニューアル

淀屋橋ダイビルは、1997年の竣工から四半世紀が経過し、一層の競争力向上を図るため、2022年から2024年にかけてリニューアル工事を実施しました。このリニューアル工事において、淀屋橋ダイビルは「建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)」※1の5つ星を達成すると同時に、「ZEB Oriented」※2認証を取得しています。
リニューアル工事では、屋上防水改修、電気設備の更新、照明器具のLED化、熱源・空調機器の更新、トイレ全面改修などを実施しました。加えて、貸室内への非常用電源供給(オプション)など、BCP性能の向上も実現しております。このリニューアルに伴い、一次エネルギー消費量は約23%削減され、BEI値※30.6以下を達成しています。

今回のリニューアルにより、淀屋橋ダイビルは当社として初のリニューアル工事によるZEB Oriented認証取得物件となりました。当社KPIでは、新築物件のオフィス部分においてはZEB Oriented以上の取得率100%を目標としています。一方で、既存物件においては設備更新スペースの制約、入居テナント様への影響などからZEB化への難易度は高く、明確な目標は掲げていませんでした。今後もリニューアル工事を行う際は、利便性に加え環境性能の向上にも取り組むことで脱炭素社会の実現を目指していきます。

  • ※1 「建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)」とは、2014年に一般社団法人住宅性能評価・表示協会により開始された、建築物の省エネルギー性能の表示制度のことです。BELSの評価にはBEI(基準一次エネルギー消費量に対する設計一次エネルギー消費量の割合)という指標が用いられています。BELSでは、BEIの値によって星の数で6段階評価が行われ、性能が良いほど星の数が増えていきます。ZEBの基準を満たしている場合、BELSの星表示に加え、「ZEB」「Nearly ZEB」「ZEB Ready」「ZEB Oriented」の表示をすることもできるようになります。
  • ※2 「ZEB Oriented」とは、外皮の高性能化及び高効率な省エネルギー設備に加え、更なる省エネルギーの実現に向けた措置を講じた、延べ面積が1万平方メートル以上の建築物を対象とした認証制度です。淀屋橋ダイビルの主要な用途である「事務所等」の範囲においては、基準一次エネルギー消費量から40%以上の削減がZEB Oriented認証取得の判断基準として定義されています。
  • ※3 BEI値とは、建物用途毎に定められている基準一次エネルギー消費量に対する設計一次エネルギー消費量の割合を表します。値が小さいほど一次エネルギー消費量が小さく省エネ性能が優れています。