

タイトル
テルマートガラス
作者・施工者
(株)陶額堂
解説
当ビルの低層部分は旧ダイビル本館を復元、レンガやタイルなどを再利用していますが、それらの素材を引き立てるため、全体計画においては、新旧の対比を強く意識し、未来に生きるビルとして現代技術による素材表現を盛り込んでいます。旧ビルを再現したエントランスを抜け、高層部のオフィスや縦動線部分は再現部分とは一転してガラスを多用した開放的なつくりとしました。1、2階エレベーターシャフトの北面の壁はガラスの積層壁とし、南側からの外光を最大限とりこみ、再現エントランスとの新旧対比を図っています。フロートガラスを積層し、高温加熱溶着した1.2m×0.2mのユニット「テルマートガラス」を制作し、8列×34段積み上げW10m×H7.6mのガラス壁面を構築しました。
なお、エレベーターシャフトとの防火区画は火災時に作動する大型シャッターにて形成しています。
※テルマートガラスは(株)陶額堂の登録商標
制作・設置年(竣工年)
2013年
設置場所
ダイビル本館 1階オフィスエントランス